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2011.02.13

Violinと私の話

約半年ぶりに、バイオリンを弾きました。

病み上がりに何をやっているんだ、という気もしますが…日常的に弾く習慣がない私にとっては弾きたくなった時が弾く時です。

普段は机の横の空いたスペースにケースを置いていて、机に向かっている限り、視界の端に四角いケースが入っているのですが、学校がある時は早朝や夜しか時間がなく、気力も余裕もなく、休日もなんとなく触れないまま。

本当は、毎年春に母校の弦楽部が演奏会をする際に、OBOGも一曲だけ合奏することもあるのです。
私は成り行き上、気がついたら企画役になっていたので、今年も人集めや曲探しが頭痛の種なのです。
でも、私は弾きたくなくて。(なんて言ったら怒られそう)
人が集まったら、私は弾かないでも良いよね、と密かに自分をメンバーとして数えていない今日この頃でした。

弾く気がないから、このまま弾かない日々が続いてもよかったのですが、
色々目論見どおりに行かない今日、ふと思い立ってケースを開けました。

もう、チューニングも滅茶苦茶だろう、弦が錆びているかもしれない。
覚悟して開けたのですが、音程はまるで一週間弾いてなかったのと同じくらいのずれで、弦の異常もなし。

ぽぉんとはじいた余韻が、「お帰り」と言っているようで、嬉しくなりました。

実際は、「こんなにほったらかしておいて、何様じゃ」と思われていても良いくらい放置していたのですが…。

音程の悪さや指の回らなさはあるけれど、なんとか譜面は追える曲の数々。
忘れても良いと思っていたのに、頑固に残る弾き癖。

一時間ほどでしたが、夢中になって弾いていました。

なんで弾きたくなかったのか。
理由はたぶん、単純です。
音では自分を取り繕えないから。
自分のダメだと思っているところ、見せたくない部分、今考えていること、抱いている感情。
そういうものがバイオリンでは誤魔化せないから。

習っているエレクトーンは、長いだけにそうでもないのですが、
バイオリンは未熟な分、ダダ漏れも良いところな気がしてしまって。

コンプレックスとは向き合わないと。
前向きに生きないと。

バイオリンに、イタリア語で「夢」と名付けた時の、やる気にあふれた自分を思い出して、思わず苦笑いです。

胸張って、生きなきゃな。涙は嫌い。頑張ろうと思えた私の相棒です。

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